僕は会社の先輩に「ちょっとお話を聞いてくれませんか」と声をかけた。
今日は一緒に晩ご飯を食べることになった。
最近自信がないことに困っていたから相談しようと思っていたのだ。

ファミリーレストランで待っていたら先輩がやってきた。
先輩はすごく頼りがいのある女性で、自分の考えをしっかり持っている人だった。
だから僕の悩みもしっかり聞いてくれるんじゃないかと思ったのだ。

僕は自分に自信がないことについて相談した。
先輩は意外なことに、先輩自身もそうであるということを打ち明けた。
人は見た目じゃわからないんだなと思った。
僕は先輩の人生について聞いてみた。のめり込むように聞き入ってしまった。
素晴らしい人生だと思った。自分らしさってこういうところで出していくんだなと勉強になった。

3時間位話し込んだのだろうか、いつの間にか話題がその時間帯にふさわしいものになっていった。
あなた彼女いるのと聞かれたからいないと答えた。
いたことはあるのと聞かれたからあると答えた。
先輩は僕に興味があるらしい。どんどん話すスピードが早くなっていく。
今までどんなプレイをしてきたかとか、どんなプレイがしたいとかまで話した。

そこでわかったのが、お互いにゼンタイフェチであるということだった。
今度プレイしませんかと誘われたので快諾した。

その次の日、またあのファミリーレストランで待ち合わせしてご飯を一緒に食べた。
僕は緊張していた。ゼンタイフェチの女性とプレイするということがとても恥ずかしいと思っていたからだ。
なかなかホテルに行こうと誘うことができなかった。
先輩は切り出した。そろそろホテルに移動しようかと。僕はこのとき先輩がかわいいと思った。


ホテルに向かった。
先輩はホテルの匂いが気になっていた。タバコのニオイみたいだねと。
僕は安いビジネスホテルをよく使っていたからあまり気にならなかった。
いつも会社で見る先輩とホテルの一室にいるということがとても新鮮だった。
とりあえず上着を脱いで、グダグダ会話をした。

先輩が突然「タイツ触る?」と僕に聞いた。
うん、と答えると、ロングスカートをめくってくれた。
光沢のタイツの脚が光っていた。ファミリーレストランで光沢のタイツが気持ちいいんだって言っていたのを思い出した。
気持ちいいのを履いてきたんだって思うと興奮した。
さっそく手を伸ばして触らせてもらった。
僕はタイツが好きということは今までの女性に打ち明けてきたから、タイツの感触はわかっていた。
だけど、このときは違った。
相手はゼンタイフェチだ。タイツを撫でるたびに喘ぎ声が聞こえる。
タイツを撫でられてあえぐという女性がいるんだと思った。
僕もスイッチが入ってしまった。

ツーと指の腹でなでたり、手のひら全体でなでたりして脚全体を愛でた。
先輩の喘ぎ声がとまらない。
僕も光沢タイツを履いていたので、ズボンを脱いだ。
光沢タイツ同士で脚を絡めて動かした。
お互いに感触を共有する快感。
先輩の息がどんどん荒くなっているのがわかる。
僕は背中から抱きしめた。
先輩が僕の指を加えた。すごく強い吸い付きだった。
ふと顔を見ると、とても気持ちよさそうだった。
あんな真面目な先輩がこんな顔をしているだなんて。
僕は指を動かして先輩の口の中を触ったり、奥に入れたりした。
先輩はまるで人間じゃなくなったようだった。

先輩が僕に、あそこの匂いを嗅いでほしいといった。
そのまま姿勢を変えて匂いを嗅いだ。
なんとも言えない匂いだった。
ずっと嗅いでいたいと思った。

そろそろゼンタイ着ようと先輩が言った。
先輩はタイツを履いたままゼンタイを着ている。
とてもピッタリしていて、着るのがとても大変そうだった。
チャックを閉めてほしいと言われたので、手伝った。
人がゼンタイになる瞬間に立ち会うことができる喜びを味わった。
ようやく閉め終わり、先輩はゼンタイになった。
僕もチャックを閉めてゼンタイになった。

しばらくしてから先輩をベッドに押し倒した。
僕たちはいわゆるスリスリを始めた。
とても気持ちが良かった。
ゼンタイというのは第二の皮膚と言われているように、感触を楽しむのが一般的に言われていることだが、僕はそれよりも違う感覚を楽しんでいた。
あの尊敬する先輩がゼンタイになっているという感覚がとても気持ちが良かった。
そして僕も一緒にゼンタイになって、ゼンタイとゼンタイ同士が体を絡めあっているという状況を客観的に見るととてもたまらなかった。

目を凝らして見ると、先輩のゼンタイの顔がのっぺらぼうになっていた。
この特徴のない顔に僕はなぜか興奮を覚える。
人間っぽいけど人間ではない。けれど中に一人の人間がいるという状況。
僕はゼンタイになるととても落ち着く。すでにそれは自分ではないからだ。
その落ち着きが僕を燃やした。
しばらくスリスリしていると、先輩がうなり始めた。
そしてアヘアヘと笑いながらアヘ声を出している。よほどの気持ちよさで理性が失われているようだった。
僕はとても嬉しかった。僕に心を許してくれているような気がしたからだ。
アヘ声を聞くだけのモンスターとアヘ超えを出すだけのモンスターが重なっているという不思議な空間だった。

先輩があそこの匂いを嗅いでほしいといった。
僕はそのとおりにした。
ゼンタイになっているからか、今までの匂いとは違った。
媚薬のような匂いだった。
ゲームを辞めたくてもやめられない感覚を思い出した。
ずっとその姿勢が辞められなくなった。そして歯止めがきかなくなった。
口が閉まらず、よだれの分泌が活性化されている。
そして急に脱力感に襲われ、ベッドに倒れ込んだ。
しばらく力が入らなかった。
とても幸せな気持ちになった。
ゼンタイになった先輩が横で一緒に寝ているという快感。

その後、お互いに脱力した状態でプレイが続いた。
ゼンタイ越しにキスをたくさんした。
ゼンタイ越しのキスはとても気持ちが良かった。お互いにお互いがゼンタイであることを確かめるのである。
キスしたくても直接舌を触れることができない。ゼンタイにはばかられることの気持ちよさを全身で味わった。

先輩は僕の太ももに股間を当ててスリスリしだした。
もう理性なんてものはない。
僕も一緒に股間を触ったりスリスリしたり乳首を触ってあげたりした。
体が動かなくなっちゃうと言っていたのがとてもかわいかった。
あまりにもかわいすぎて、ゼンタイの顔をなでてあげた。

先輩は乳首責めを欲しがった。
乳首をコリコリしてほしいというから、僕は乳首を責めた。
とても気持ちよさそうだった。
だから顔をなでたり脚をスリスリしたり乳首を責めたりと同時にいろんなことをしたらやっぱり感じていた。
ずっとそんなことを繰り返すうちに時間が経ってしまった。

先輩が僕の姿を見たいというから、マスクを外した。
こんなんなんだねと言っていたのがとても興奮した。
マスクを外した状態で先輩の乳首をいじったとき、着ていたときより感じていたのがすごく興奮した。
自分の状況をクリアに見るとやっぱり興奮するんだろうか。

そしてしばらくして終了時刻になった。

ゼンタイを脱いだ。
いつもの先輩がそこにいた。

ホテルを出て、またやろうねといった。
いつもの僕の先輩が。

次はもっと変態なことをしてやるんだと心に誓った。